米櫃(こめびつ)作り

米櫃

わたくしごとですが、たまにはのんびりとお読みください。

先日、米櫃を手作りしてみました。いわゆるDIY(Do it yourselfの略だそうで)。米櫃作りを紹介するページがネット上にも見当たりませんでしたので、ド素人のわたしが紹介するのも思い上がりと承知の上で、今後作りたい方の参考になればと思います。

と、その前に長い前置きを……



前置き

我が家には「布団掛け」が4つあったのですが、折りたためはするものの邪魔になるという話で、2つを処分することにしました。

布団掛け

しかし処分するにはせっかくの檜がもったいなく思い、何か作れないだろうか? 何か必要な物、欲しい物はないだろうか? と考えました。

そこで先ず思いついたのが、「囲炉裏型のテーブル」です。みんなで囲って食事をするのって楽しいですからね。

収納しやすい折り畳み型を作りたいと考えていたところ、参考になるページがありました。完成度はえらく違います。リンクはご自由にとあるので以下に貼らせていただきます。
http://wildlodge.blog.fc2.com/blog-entry-71.html(作り方)
http://wildlodge.blog.fc2.com/blog-entry-76.html(動画)

次の動画は自作の方です。

この時期の鍋はもちろん、タコ焼きパーティー、通称「タコパ―」にも使えて楽しめますでしょう?

囲炉裏型テーブル


次に妻が台所が高過ぎると言っていたので、踏み台に作り替えました。
踏み台


しかしまだ、檜が余っていたので、今まで紙の箱を使用してい文房具入れを作ることにしました。

しかし、外側は檜でいいけど、中側はもっと薄い材木を使用した方がいいと、買ってくることにしました。ついでに鑿(のみ)と玄能(金槌)まで買ってきまして……
ほぞ穴堀り
『蟻組』をするための『ほぞ穴』というらしいのですが、彫ってみました。

こうなって
文房具入れ

こうなって
文房具入れ

こう。
文房具入れ

大まかに作り替えたのは以上3つです。本来の役目を終えてからも、とてもとても役に立つ布団掛けです。


そしてその余韻で、何か木材で作れる欲しい物ってあっただろうか? と再び考えたところ、今の米櫃を使う前まで、桐製の米櫃が欲しかったけど、高価なので手が出せなかったことを思い出しました。それに我が家では玄米と白米のどちらもいただくので、収納がスッキリしていませんでした。

という前置きがあって、米櫃を作ろうという運びとなりました。



米櫃作り

さて、ようやく本題の米櫃作りです。

先ずは材料が必要ですが、府中家具というところが木材を切り分けて販売してくださっていたので、そこで購入することにしました。

大まかに設計図を書き、注文しました。
米櫃(設計図)

届きました。
桐材(加工前)

ほぞ穴を掘りました。
桐材(加工後

先日購入した鑿一つでは、とても彫ることは出来ませんでしたが、家にあった妻が所持していた彫刻刀が役に立ちました。桐は軟らかく加工しやすいというお話しでしたが、手にした鑿の切れ味では、繊維に対して垂直に使うと繊維を切ることが出来ず、ボソッと持っていかれ、随分と穴が開きました。遠目には奇麗なほぞ穴に見えますが、随分ボソボソと穴空きです。


さて、ここで少しハタヨガの指導者らしきことも書きましょう。

たとえば鑿を木材に対して垂直に立て押し込み切り口を入れるにしても、彫刻刀で手前から奥に向かって彫るにしても、末端(指先)の力を抜くことが肝心です。つまりギュッと握らない方がよいです。

そう、授業で繰り返し伝えている「リキまず、腑抜けず」の手、印を結ぶ時の様な手で持つのがよいです。その様な手を作ると、力は滞りなく下腹まで流れやすいです。逆に言えば下腹から力が伝わりやすいということです。そうすると骨盤が軽く締まり、授業で繰り返し伝えている「踏ん張らないの足、触れた足」にもなります。

職人さんもきっと肚を使っているのだということが推測できます。道理は「一つ」ですからね。


話しは変わりますが……

溝
この様な5ミリ幅の細かい溝を彫る時、右手では彫りづらいということも起こります。その様な時には、左手に持ち替えます。最初は慣れなくても次第に慣れます。(ほぞ穴にボソボソと穴が空いてますでしょ。これはまだマシな方です)


実はわたしは子どもの頃から片手だけという偏りに違和感を持つ偏屈な子で(笑)、ある程度両方を練習したものでした。スポーツ好きのなので、代表的にはボールを投げることや打つこと、ボールを蹴ることです(かといって元々使う側程には、上手く力は流れませんが)。

今でも、柿の皮を向くとき半分は左手に包丁を持ち変えたりします。


さてさて、米櫃です。

部分部分組み立てながら微調整し、最終的に組み立てるとこうなりました。
米櫃(組み立て)

彫り始めは、こりゃあ難し過ぎるわ~!! 失敗に終わりそうだ~!、とも思いましたが、少しずつ桐の性質を知っていき、彫り方を工夫していき、予想以上に調いました。

さて、ここからは糊付けです。

そうかといって、ここで木工用ボンドを使用しては、残念です。

食べても安全な糊を調べたところ、日本では古来より米糊を使用していたとありました。

米糊作りを紹介するページがネット上にも見当たりませんでしたので、今後作りたい方の参考になればと思い、別ページにて紹介させていただきます。

米糊の作り方

糊付けは重しを乗せ、きちんと蟻組が合わさる様に少しづつ微調整しながら、時間をかけて進めていきました。
糊付け

底と前面、側面を接着し、
底と前面、側面の接着

隙間にも指で糊を擦り入れました。
糊付け糊付け

仕切りを接着し、
仕切りの接着

取っ手用の木材は、別に購入してきました。
取っ手用木材

スライド蓋に取っ手を接着し、後面を接着し、
後面の接着

最後に上蓋を接着し完成です。
上蓋の接着
最後に来て何故だか、前面にしようとしていた側より、後面にしていた側の仕切り板の方がきちんと組み合わさることになったので、予定と前後が逆になりましたが、なんとか完成です。


丁度、いつもお世話になっている末広米穀店さんから、お米が届きました。愛知県産の無農薬で育てた玄米5㎏と白米5㎏です(マザーソルトという天然塩付きです)
お米

茶色がかった欅(けやき)の取っ手には玄米5㎏を。白い桜の取っ手には白米5㎏を。
米櫃

収納もキッチリと収まりました。
収納


おっとっと、、、長くなりすぎて就寝時間が近づいてきました。

以上、わたぐしごとでした。



コメント


認証コード6942

コメントは管理者の承認後に表示されます。