ハタ・ヨガの修行法

ハタ・ヨガの修行法(表紙)


ハタ・ヨガの教科書。ハタ・ヨガの教典『ハタ・ヨガ・プラディーピカー』にある体位行法、調気行法、印相行法の解説書。ハタ・ヨガの中核といえる「締付」と「脱力」を、それぞれ「伸び」と「溜息」と解釈し、各行法が解説されている。

「ヨガ」という言葉が世間一般に親しまれるようになって久しい。しかしながら、著者の狭い見識の範囲内ではあるが、近代になりインドから西洋諸国に急速に広まったとされ、今現在の日本においても「一般的」に親しまれているアーサナ(体位)は、身体を機械的に扱う体操やストレッチ、あるいは筋トレなどとなんら変わりないように見受けられる。それどころか、逆にそれらに影響を受け、無理をしないことを説きつつ、無理をしている、あるいはさせているのが現状のようである。それは、多くの指導者が、無理をしないとはどういったことなのか、無理をしないためにはどうすればよいのかを、頭脳でも身体でも理解していない結果と言わざるを得ない。

本書は「伝統的」や「近代的」なハタ・ヨガを解説するものではない。著者はインドに渡ったこともなければ、グル(ヨガ教師)の教えに基づくような伝統的なハタ・ヨガを学んだこともない。また解剖学を学んだこともなければ、解剖学に基づくような近代的なハタ・ヨガを学んだこともない。そういう意味ではこれを「ハタ・ヨガ」の教本と呼ぶことはできない。単にこれは「身体が起こすこと」に基づく行法であり、無理矢理な身体操作を否定し、本当に無理をしないとはどういったことなのか、本当に無理をしないためにはどうすればよいのか、おそらく誰も教えてくれなかった(教えることができなかった)であろう秘訣を、単純明快に解説するものである。

本書は、ハタ・ヨガの解説書であると同時に、人類の共有財とでもいえる身体の取扱説明書である。それはもちろんヨガの解説書であり、つまりは人類の共有財とでもいえる心や人生の取扱説明書でもある。

親愛なるヨガ指導者の方へ



解説ヨガの八支則

ハタ・ヨガの修行法 締付と脱力の実践

著 者:尾山広平
発売日:2019/6月24日
値 段:¥2300(税込)

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